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帰り道
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作詞 ナナシロ |
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川沿いの道をちょっと行って
左に曲がったら見えてくる僕らの住処
ポツリポツリと光り出した街灯の下
キミはリズムを刻んでいたね
ときにはビールとか買って帰って
静かに窓からお月見しながら晩酌したよね
ポツリポツリと紡ぎ出した言葉たちは
月なんかより遥かに綺麗で
一晩中抱き合っていた翌朝
朝日が差し込んでくる感じも美しかったけど
サラリサラリとシーツに流れるキミの髪は
光なんかより遥かに眩しくて
もうそんなこともないんだなぁ
川沿いを歩くこともないんだなぁ
一緒に「ただいま」って言うこともないんだなぁ
明日からは別々の帰り道
明日からは別々の進む道
それじゃあ バイバイ
そして ありがとう
図書館に涼みに行った夏の日とか
雪降り道 二人でサクサク追いかけっこ
赤く染まる紅葉の公園のベンチ
桜吹雪に飛ばされてしまったね
この世界の中の二人の共有空間
今となってみるとあれは儚い桃源郷
そこへ続く道順も忘れてしまうんだ
たぶんキミの姿形と共に
ありふれていた「二人」だった僕らは
もう明日にはなってしまうんだ ありふれた「一人」に
過ぎていったあの日々のことはアルバムに
たくさんのありがとうと一緒に
あぁ 大きな歴史のほんの一瞬
巨大な何かに飲まれるのかなぁ
僕ら「二人」が存在した軌跡はなくなるのかなぁ
明日からは別々の帰り道
明日からは別々の進む道
それじゃあ バイバイ
そして ありがとう
そして ごめんね
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