|
|
|
空っぽ
|
作詞 月魚 |
|
貴方が気紛れに与えた
この時間が永遠に続けばいい
そんな湿っぽい夢を
乾いた風がさらってく
いつか夢は色を失い
ヒビ割れていくものだと
思い知ってきた現実を
幾度と無く繰り返す
身を寄せずに居られなかったの
凍えきって震える魂を
ほんの少しだけ温めたかったの
嗚呼 もう御終いにしましょう
言葉にするほど醜く
言い分け染みていくだけ
麻薬のようにマッチを点し
磨り切れた神経を騙し
笑顔で鎧った日々が甦る
せめて最期の思い出くらい
幸せなら良かったのに
そんな恨み言すら
雲の上の神様には届かない
愚かで哀れなマッチ売り
もうすぐ
箱の中は
空っぽ
|
|
|