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兆し
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作詞 月魚 |
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救いの言葉も 届かない 夜の底で
必死に朝へと 手を伸ばす
人は誰も 薄汚れた 現実を
諦めて 生きている
深い 深い 哀しみは 海の色
淡い 淡い 煌きは 星の砂
嗚呼 何処までも 流されてゆく
涙で濡れたドレスを
そっと捨ててしまえば
今日より少しだけ優しい明日を
歩いてゆける そんな気がしてる
失くしかけた希望を
少しだけ思い出せば
どんな暗闇の中も
歩いてゆける そんな気がしてる
月の光も 届かない 夜の底で
銀の扉に 鍵をかける
人は誰も 曇りの無い 想いを
胸の奥に 潜ませる
深い 深い ため息は 風の音
遠い 遠い 約束は 鳥の夢
嗚呼 果てし無く 拡がってゆく
涙で錆びたリングを
そっと外してしまえば
昨日より少しだけ高い空を
飛んでゆける そんな気がしてる
忘れかけた記憶を
一つだけ取り戻せば
いつか涙さえ笑顔に
変えてゆける そんな気がしてる
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