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マフラー
作詞 しゅ-☆★
学校帰りの真冬の夜
いつも通り歩いていたら
店の隅でしゃがんでいて
泣いている女の子がいた

それを見つけた僕は
昨日買った赤いマフラーを
その娘の首に優しく
巻いてあげて背を向けた

そうしたらその娘は急に
顔を上げ涙を拭いて
嬉しそうに微笑んで
“ありがとう”と呟いた

その娘は僕の背中に
いつまでも手を振った
そのことを僕はずっと
気付かないままその場を去った

あれから何日たった今も
同じ道を通るたびに
あの時いたあの女の子を
想うようになってしまった

今どこにいるかさえも
わからないくせに僕は
マフラーをあげたあの場所で
あの娘を待ち続けた

どんなに待ち続けても
寒さだけが増してきて
あの娘はもう来ないねと
思い僕は帰り道を歩く

雪に包まれた僕は
玄関で涙流した
あの日の赤いマフラー
“ありがとう”と書いて
置いてあった

僕はぎゅっとそれを抱きしめた

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル マフラー
公開日 2008/11/15
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 恋愛
コメント どうも、元鬼刃です。
名前を変えて今日からしゅ-☆★でいこうと思います。
これは、「僕」と「女の子」の不思議な出会いを感動で包みこんだ冬の物語をイメージして書きました。
しゅ-☆★さんの情報













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