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14歳
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作詞 mia |
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いろんな季節を過ごしたけれど
僕はちっとも変わらずに
不安定で幼くて
とても背伸びをしていた
自分にはちっともいいところがないと
自分には生きている資格がないと
意味もないそんな漠然とした
馬鹿みたいな考えが頭にあって
子供の癖に大人ぶって
タバコやらお酒やらをつまんでは
かっこいい大人気取りをした
僕の事何にもわかってないくせにと
人間皆最後は自分がかわいいくせにと
怒鳴りちらして馬鹿みたいにわぁわぁ喚き散らして
結局何も収穫なんてないのに自己満足にひたって
だけどその一瞬、一瞬がまぎれもなく僕の人生の一部だ
馬鹿みたいでアホみたいでなにも見つけられなくても
それでも僕は大人になるための道を歩んでる
大人なんか葛だ、大人なんかになりたくないと
怒鳴り散らしたあの時も僕は確かに‘大きい人‘になっていたんだ
僕は素直じゃないから恋に向いてないかもしれない
けど僕は恋をした
ありきたりな恋で、だけどそのおかげで僕は
ちゃんと人のために何かをやれる事を知った
胸がどきどきしたり
切ない気持ちになったり
笑ってくれると嬉しくなったり
とても楽しくて
次何をやったら笑ってくれるだろうとか
次あったら何をしてあげようだとか
馬鹿なりに一生懸命だった
やはりその一瞬、一瞬もまぎれもなく僕の人生のかけらだ
馬鹿なりにもアホなりにもなにかをしてあげたくて
それだから僕は大人に近づいていってる
あのこのために、あのこの笑顔のために
そう願っていたあのときも僕は確かに‘大きい人‘になれていたんだ
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