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傷痕に涙
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| 作詞 棗 |
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もし誰かの心無い一言が
君の心に傷をつけたとして
一体 僕の励ましの言葉は意味を持つのだろうか
きっとその傷はどうしたって消えなくて
ちっぽけな言葉じゃ通り抜けていくだけ
寂しさが増していくだけ
あるいは 新たな傷を刻むだけ
だから そんなときは
ただ 一緒に泣こう
上からじゃなく 下からでもなく
隣で泣くよ 君の気がすむまで
それでも 傷を消すことはできないけど
涙が枯れたら 隣で笑うよ
きっと それしかしちゃいけないから
もし日常に転がる些細な一言が
君をそこに立ち止まらせたとして
一体 僕の応援の言葉は背中を押せるのだろうか
きっと進む意志は君だけのもので
ちっぽけな言葉じゃ通り抜けていくだけ
歯痒さが増すだけ
あるいは さらに深く嵌まっていくだけ
だから そんなときは
ただ そこで待とう
その先じゃなく 後からでもなく
隣で見守る 進む勇気がでるまで
それでも 戸惑いはなくならないけど
一歩踏み出せば その手を引くよ
きっと それだけで充分だから
もし 心の傷が目に見えるものなら
君を傷つける言葉を使うこともなくなるのに
全ての言葉から君を守れるのに
でも 僕らはこんな世界で生きている
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