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僕の上、空を切る右手
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作詞 七柩 |
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いつだったか思い描いてた 憧れにちゃんと辿り着いたけど
掴まされた現実世界は 僕の右手には残っていなくて
空っぽを握り締めたけれど 手のひらに爪跡が残されただけ
訳もなく ただ悩み悩んで 結局何に辿り着くんだろう
自分が何をしていたのかすら 僕の左手は憶えていなくて
あの頃に戻りたいだとか 口に出さないけど思ってはいた
辛いときは泣いたっていい 何気ないその言葉に 人知れず僕は泣いた
僕の上 空を切る右手 いつだかの自分にさよならと ありがとうを
楽しくなければ続かなくて 続いてもいつかまた飽きはじめる
子供じみたワガママを重ね 最後には不貞腐れて投げ捨てる
拾うことを知らなかった僕の手のひらは 無意味に震えるだけで
辛いときは泣いたっていい 何気ないその言葉を いつだかの僕に言おう
僕の上 空を切る右手 さよならと ありがとうと 頑張れを僕自身に
好きなことで生きていくなんて 考えてみれば馬鹿げた理想 でも
手を伸ばした先の現実は それ以上に馬鹿げた世界だった
そんな世界で 諦めないと僕は誓おう あの頃の僕自身と……
どんな時ももう迷わない 難しい事だけど 大丈夫 負けはしない
僕の中 忘れていたものを もう一度この手に握り締め 歩いていこう
僕は僕だ もう迷わない たまには泣いたっていい そうやって強くなれる
僕の上 空を切る右手 いつまでも頑張れと いつまでも振り続ける
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