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声音
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| 作詞 雪之城朱雀 |
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笑う事を忘れた憐れな天使を
誰が責めるの
私は二度と貴方の元へは戻らない
何が在ってももうきっと
“殺されちゃう。ボク、殺されちゃう。”
涙ながらに幼い少年は訴える
一体何が在ったの？
答えは無く
“止めてぇ！”
叫び声が木霊する
何が在ったのかもう土煙に埋もれ
晴れた其の時銃声は響く
“殺す・・・殺さなきゃ・・・”
呪文の如く繰り返し
握ったナイフに血は滴る
赤い道標は点々とし
赤ん坊の首は引き摺られ
“アタシはなんにも悪くないわ。悪いのはアイツよ！”
責任転嫁
誰が悪いなんて誰にも判らない
でも彼女は只繰り返す
虚空を指差し嘲笑う
“死にたいんだろ？”
求めもしない願いを叶えに
悪魔が天から舞い降りる
悪魔は手にした鎌を振り上げ
高らかに笑いながら降り終ろす
“・・・・・タスケテ”
弱々しく言えど
誰にも届かない救いの声
聞く者など聞く耳持たず
只彼を求め
“逆らえない・・・・”
目の前の人間を
神と称し罪を償う罪人達
怯えながらも覚える歌を
哀しく口ずさむ彼らを
誰が違うと否定する？
“セカイって何時終わるの？”
笑顔の問い
大人達は曖昧な答えを返す
子供は其の答えを信じ切り
其の日が来るのを待っている
薔薇が死に絶え
百合が死に絶え
目白が死に絶え
鳩が死に絶え
神が死に絶える
何時の日からこの場所が廃墟と化したのだろうか
誰も答えぬ問いが空を彷徨い消えていく
嗚呼見事な桜が寂しげに咲く
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