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くるぶし
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作詞 未稚 |
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くるぶしが赤くなって
痛いと初めて感じ始めたら
もうやめよう
走らないでおこう
モノクロの世界に初めて色がついたのは
きっとつい最近のはず
冗談でも嬉しかった
笑いかけてくれたから
時計の秒針が真上をさして
どんどん大きくなる鼓動
この脚がどうか震えませんように
うまく笑えますように
未来が見えなくなって
願いが届かなくなったら
もうやめよう
気持ちを捨てよう
あなたが荷物を持ち上げたときに
あたしの中で渦巻いたもの
今になって引き止められない
写真もきっと捨てられないだろうな
明後日を明日と呼べるようになって
どんどん震える声と指
この瞳であなたを記憶しておこう
瞳に焼き付けておこう
くるぶしが赤くなって
痛いと初めて感じ始めたら
もうやめよう
走らないでおこう
音は大きくなってゆくけど
あなたはどんどん離れてゆく
今はサンダル 走れるわけないけど
無理矢理にでも走ってやろうか
今度戻ってきて、抱きしめられるようにと
くるぶしが赤くなって
痛いと初めて感じ始めたら
もうやめよう
走らないでおこう
この願いが消えてしまって
あなたを忘れる日がきたなら
それはそれでいいや
あなたもあなたで、幸せであるのならば
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