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夏の星
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作詞 未稚 |
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夏の星をいつか見たくて
あたしとあなたは抜け出して
手を引いたあなたを愛しく思えて
立ち止まった先に待ってた未来を
ふたりはまだ知らなくて
金魚すくいで
袖濡らして
乾かないよ
と、笑われたあなたに
何匹すくえたかなんて
言えないよ
だって救われたのは
何よりあたしだったから
夏の昼間はあなたと過ごして
あたしとあなたは駆け出して
手を引いたあなたを頼もしく思えて
立ち止まった先に在ったはずの未来を
ただ手探りで探してて
線香花火で
ただ光ってて
落ちないね
と、言ってくれた あなた
今日でどれだけ
好きになったんだろ
だって不利でしょう?
何よりあなたが好きなのに
夏の星をいつか見たくて
ふたりで夜に抜け出して
手を引いた手を握り返して
立ち止まった先の光る雨を見て
ふたりはただ呆然と立ち尽くして
…ねえ、覚えてる?
あたしとあなたのこと
涙はいらない思い出でしょう?
そう言って
今すぐ笑いかけて
別れなんてなかった
ただ、ふたりの間が切れてしまっただけ
夏の星をいつか見たくて
あたしとあなたは抜け出して
手を引いたあなたを愛しく思えて
立ち止まった先に待ってた未来を
ふたりはまだ知らなくて
夏の昼間はあなたと過ごして
あたしとあなたは駆け出して
手を引いたあなたを頼もしく思えて
立ち止まった先に在ったはずの未来を
ただ手探りで探してて
まだあたしは立ち止まったままで…
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