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東京
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作詞 あんなかゆい |
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穏やかな陽射し 春の香り包まれ迎えた旅立ちの日
片付いた部屋がやけに広く見えて思わず吹き出してしまった
そろそろ出かけよう 時間より早いけど遅れるよりはいいな
見上げた青空 浮かぶ小さな雲 迷子になったのかな?
桜の花びら舞う通いなれた道 忘れない思い出とあどけない笑顔の君を残して
教室の隅並べた机と片寄せあって映したアルバム
ただすぎる時間に気づけずにはしゃいでた
夕暮れ色に染まった校舎に響く鐘の音 別れの足音
見慣れたこの街に手を振って旅立った東京
詰めすぎたかばん 重くて持てないから少しだけ置いてこう
ふいにこみ上げた不安も一緒に ほら ここに置いて出てこう
桜の咲く季節に離れたふるさと 改札の向こう側 震える唇そっと隠した
いくつも続くトンネルの先に広がる街は迎えてくれるの?
ホームで待つ列車は時刻どおり 走り出す
"手紙書くから""元気でいてね"と何度も何度も交わした約束
背中押す言葉に支えられ降り立った東京
何も知らずに飛び出したあの日 一人になって泣いてた夜でも
受話器越し伝わる優しさが嬉しくて
迷ってばかりの東京の空もどこかで君の空に続いてる
さぁ 6度目に春に桜色咲くように ここから
わたしはここで頑張っているよ?
あの日話した夢に近づけと 戻らない時間に手を振って
"またいつか会おうね"
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