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終わる歌
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作詞 ж怜哉ж |
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“彼らの旅は始まった”
そして物語は終わるのさ
ほんの少しのイメージと
溢れるほどの希望を胸に
朝焼けを待つような気持ちに似ている
恐れるよりも素敵な明日を見たいだけ
『さようなら』が響いたこの部屋で
ひとり静かに眼を閉じて 深い眠りにつく
十字路に迷った時は
懐かしい季節の面影が
光りの粒で導いてくれる
振り向かず歩めばいい、と
孤独の隙間に挟んだ残り香を
涙と共に洗い流して海原へ
永遠を願った 終わる歌の
余韻が微かに聴こえる 夢は続く続く
瞬きの間に変わる世界 長い時間の中で
繋がってく心が奏でる 裏表のない音色
耳を澄まして さぁその眼を開いて
永遠を祈った 終わる歌の
余韻が確かに聴こえる 僕も声を枯らす
『さようなら』が響いたこの胸に
新しい朝日が射すよ 今日も強く生きる
この歌が誰かに届くのなら
弱音ばかり響かせた 僕に『さようなら』を言って
素敵な余韻だけを残し 僕のすべて終わる
そして物語は今、始まりを告げる
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