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少女とギター
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作詞 ж怜哉ж |
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凛と澄んだ青空に手を伸ばす
空の飛び方など知らなくてもいい
可憐な花のように風に揺れる
少女のままで生きていけたなら
笑顔の陰の下で穏やかでいられる
だけどその細い指先じゃ 届かないものもあるでしょう
夢の在りかとか 星の欠片とか 誰かの心とか
潤んだ瞳とつよがりが
愛しいえくぼと古傷が
壊れそうな胸の奥の錆びた六弦に触れて
奏でた“弱音”が響き合う時
今よりも優しくなれる気がした
ハチミツが溶けてく甘い季節を
転ばないで通り過ぎていたら
心の包帯も必要ないのかもね
涼しい風が吹く丘に立って 消えてくものを数えていた
街の灯りとか 人の記憶とか 誰かの涙とか
呟く言葉に気付かされ
逸らした視線に怯えてた
少女の細い指先が錆びた六弦に触れて
奏でた“本音”が響き合う時
少しだけでも近づけた気がした
瞼の裏のような世界で独り生きてきた心
同じ光を見つけたなら 名前を呼び合おう
絶望と希望の淵に立って 新しく生まれるものがある
愛の言葉とか 花の新芽とか ギターの音色とか
偶然の出逢いと夕焼けが
作られた痛みと安らぎが
壊れそうな胸の奥の錆びた六弦に触れて
奏でたメロディが響き合う時
本当の笑顔でいれる気がした
そして今よりも強く優しくなれると思えたんだ
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