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独り言
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作詞 ねこでこ。 |
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光を探そうと
必死な手が
たまらなく 可哀想に見えた
一歩手前に見えた 孤独を
愛情と間違えて 育ててた
階段を踏み外した
何も云わず 無口なまま
泣くことも
羨むこともせず
雫を残して 放り出した
誰かに差し伸べた手は
端っこから 崩れ落ちてる
動かなくなった足を
無理矢理 糸で吊るして動かすみたいに
無茶苦茶で 曖昧で
間違った 心を
放課後の教室に
忘れてきたみたい
”寂しい”?
そんな 上等な感情は
生憎持ち合わせていなかった
うつ伏せのまま
全てを濡らした
零れ落ちる何かは
どうすることも
できないようだから
”さよなら”?
云わないで
…”ごめん”?
なんで謝るの?
”さようなら”
頬を何かが伝って 堕ちた
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