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手
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作詞 結凛 |
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あたしが大切なものを失う時は
いつも
雨がふっていた
そう
あの日も
無常にも雨が降り続いた
真夜中の公園
かさもささずに歩く2人の体を
透明な水がやさしくつつむ
なんど確かめあっても
同じこたえが
返ってくるんだね
今だけはそばにいて・・
強く願い
手をにぎる
おたがいに終わりを感じたとき
どちらともなく
にぎっていた手を
ゆっくりほどいた
さよならの言葉は
雨の音でかきけされた
真っ暗の中でみた表情は
きっと笑顔で・・
おたがい何もいわずに
向かい合い
手を振り
わかれた
ひらいた手を
強くにぎりしめる
手の中に
ぬくもりだけを
残して
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