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碧雲流星志
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作詞 晴加 |
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赤と黒が混じり 天使が地に堕ちる
暗黒の夜に 合咲く蓮花(はすばな)
悲しみを誘う 虚空の彗星は
風伯と手を結べるものでしょうか
風鳴琴(アイオリスハープ)よ
我らを導かん
紅蓮の炎に
消えてゆく貴方の声を
間違うことなど有り得ぬと信じて
薔薇の鎖で
傷付けられたと
十字の燭(ともしび)すら朽ちず
浅黄(せんこう)の辻風 悪魔と花が舞う
知友の古里とて うたかたの憂い
中有(ちゅうう)の志士となり 少女の囁きも
不壊(ふえ)の象徴と言われるものでしょうか
辛苦の神の盾(イージス)よ
離宮を毀(こわ)せども
永劫の名声は生き続く
至福の境地に
這い込む隙間を見れば
毒牙の傷から血飛沫が噴き出し
薄紅色の
鏡を覗けば
枯芝すら美しく映る
赤と黒が混じり 天使が地に堕ちる
暗黒の夜に 合咲く蓮花
碧雲の流邦 影向(えごう)の彗星は
水伯の面に惑わされるのでしょうか
風鳴琴(アイオリスハープ)よ
全てを打ち砕かん
風光に己の姿を隠し
浅黄の辻風 悪魔と花が舞う
知友の古里とて うたかたの生死
中有の志士となり 少女の囁きも
不壊の象徴と言われるものでしょうか
辛苦の不凋花(ふちょうか)よ
時を撞く斧鉞(ふえつ)を
赤と黒が混じり 天使が地に堕ちる
暗黒の夜に 合咲く蓮花
鶺鴒(せきれい)の掃滅 影向の彗星は
果てなき夢想が生み出す剣(つるぎ)ですか
風鳴琴(アイオリスハープ)よ
奴(つぶね)のさえずりを
月光に己の姿を呈し
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