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心花火
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作詞 響 |
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季節外れに放たれた花火は
空に大きく希望を描いて
まるで雪のように白く散った
強く 強く
隠し事なんて得意じゃなくて
嘘なんか平気でつけなくて
正々堂々と生きてくんだって
そんな自分を自分で取り繕った
ほんの些細な出来事で
危うく絶望に飲み込まれそうになる
不器用な奴には易しくない世界だ
街外れに打ち上げた花火は
空に小さく孤独を吐いて
まるで雪のようにひとり散った
いとも 儚く
建て前なんて得意じゃなくて
だけど気持ちを本気で言えなくて
独りクールに生きてくんだって
そんな自分を自分で慰めてた
人の幸せ数える度
心は醜く絶望色に染まる
不器用な奴には美しくない世界だ
心外れに投げ出された花火は
どこになにを開くわけでもなく
ただ雨のように静かに落ちた
ひとつ ふたつ
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