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レプリカ
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作詞 溜 |
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私は醜くて汚くて 使える細胞なんて無くて
上手になんか笑えなくて 人より長けた能力も無い
好かれるなんて 到底無理で
私の羽根は 偽物で
ひと飛びで使い物にならなくなる
それでも必死に 飛びたい と思うけど
その羽根でさえ 汚いと言うの
今 なんで生まれてきたんだろうだとか
考え出したら 私の終わりが見えそうで
飛んでは堕ちて 繰り返して
いつまで身体がもつだろうかだなんて
考え出したら 今にでも壊れそうで
明日を見るのが怖い どうか来ないでと 望むけど
明日を迎える一歩の重さは
幾つも始まる 知らない朝に怯えて
貴方は私を 綺麗だ と言うから
こんな私をほんの少し 好きになれたりして
貴方の一言で 明日を迎えに行けるほど
強くなれた 夜もあった
貴方の羽根は綺麗で 大きくて
痛むところも在りながらも
どんなに高くにだって飛べる 自由が羨ましくて
守ってもらわないと 私は 何処にも行けない
守ってもらえないと そろそろ本当に壊れそうで
怖いから
私を何処かに隠して どうせなら殺してよ
今 なんで生まれてきたんだろうだとか
考え出したら 私の終わりが見えそうで
飛んでは堕ちて 繰り返して
いつまで身体がもつだろうかだなんて
考え出したら 今にでも壊れそうで
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