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巻き戻して、始まり
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作詞 溜 |
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不思議に 可笑しい 物語の終わり
フィナーレを飾る涙は 誰の涙なの?
ページをめくる度に 沁みつく涙で
考える力を失くした ひとり
知らなくて良い事を 知ってしまったの
逃げ方などとうに忘れてしまった ひとり
物語の主人公は 私だけじゃない
汚れてしまったのは 私だけじゃないよ
ねぇ 間違っているのが私だというのなら
私は 貴方を 憎んで
このまま 此処から 動けない
捧げた人生を 疑いだしたら
幾つもの時が空白に想えた ひとり
きっと全部 偶然なんかじゃなくて
壊れただけだったと理解した ひとり
物語の主人公は 私だけじゃない
汚れてしまったのは 私だけじゃないよ
ねぇ 間違っているのが私だというのなら
私は 貴方を 憎んで
このまま 此処から 動けない
揺れた世界から 逃げ出せば良かったのに
崩れた想いを 捨て切れなかったから
壊れた愛からは 逃げ出さずにいられなかった
貴方は“過去”にして 終わらせてしまえるのに
私には 同じ“過去”でも 何度でも蘇ってくるから
また傷が 傷む前に
“過去”ごと 全部 無くしてしまおう
貴方に出逢ってから 昔話も
いつからか嫌いになってしまった ひとり
そうだ、この物語の主人公は 私、
割り振った役割を 演じてたのはひとり
あぁ…だから其処から逃げ出したんだった
たったひとりで 長い間
痛んでも 立ち続けて いたんだった
不思議に 可笑しい 物語の始まり
また私の中だけで 記憶の中だけで、、
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