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ラムネ
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作詞 溜 |
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カラカラ カラカラ
音をたてる
からっぽのラムネ瓶
太陽にかざしてみると
薄く光を通していた
ゆらゆら ゆらゆら
瓶の内側
緑と青の想いが揺れて
綺麗に光ってみえるのに
乾いた寂しい色を残していた
カラカラ カラカラ…
乾いて 揺れて
カラカラ ゆらゆら…
緑色、青色。
何も考えずに飲み干して しまったから?
ちゃんと考えなきゃ、乾いていくんだね
瓶に通る光は思った以上に 鋭くて
内側で妙に屈折を繰り返している
カラカラ カラカラ
乾いてゆくよ 音がするよ
でも大丈夫
寂しさだってひとつのカタチ
痛みだってひとつのカタチ
瓶の通す光はとても綺麗で
どんな色にも変わっていくから
緑色だって青色だってすごく綺麗な色になるよ
カラカラ カラカラ
音をたてる
からっぽのラムネ瓶
信じることで変えられないことなんて
きっと ない。
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