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「on one’s way home」
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作詞 溜 |
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陸を夢みた魚は 独りぼっちの海で塩水を飲む
無理に飲み込んだ 濃いかけら
しょっぱくて 苦しくて 生まれて初めて涙を知った
みんなどこへ 向かったのだろうか
あなたはどこに 消えるのだろうか
あの子はどこに 帰るのだろうか
「ボクヲオイテ」
思い出は輝(ひか)って
戸惑ううちに 姿をくらました
魚は陸を目指していた
ただ 優しい光の行方を 見たかった
陸に立つ魚は 変わらず独りで空中を掻いた
世界は変わらず 空気は重い
のどが渇き からから音がする
息ができなくて 魚は 自分に足がないことを知った
もちろん 大切なみんな見つからなくて
もちろん 大切なあなたは消えちゃう
もちろん 大切なあの子は帰ってこなくて
ボクはきっと死んじゃって
終わりだけど
魚は陸を目指していた
ただ 海と空は溶け合うこと知った
それで充分だった
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