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双影
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作詞 An |
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「もうすぐ、卒業だね」と
あたしが言うと、
君はただ黙って「ああ」と言う。
胸の奥がひりひりして痛いよ。
けどね、この気持ちは
誰にぶつければいいの?
もうすぐ春が来る
道の途中
君は今も空を見上げ
冷たい空を仰いでいる。
いつも本当はさみしいんだよ。
君にちゃんと見て欲しいの。
ありきたりな恋じゃやだ。
相手にならないのは分かってるから。
「いらない言葉なんてない」って前に
君が言ってた。
あれは私への慰めだった。
真冬の下り道。
泣きじゃくるあたしに言った。
春の気配
桜のつぼみ
そろそろ降り出す
春の雨。
春の甘い香りと共に
つらい別れがやってくるよ。
でもね、別れても
ずっと一緒に空を見上げられる?
君はあたしのとなりに居てくれるの?
ふと笑う君を見たら、
なんかほっとする自分が居る。
大好きと気づく自分の心は
また心の奥に
鍵をかけておこう。
いつになったら、あけられるかな?
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