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分身
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| 作詞 Ａｎ |
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ある日の少年
ある日の朝
全てを愛しいと思う瞬間
寝起きの髪
寝ぼけた眼差し
こちらの真意を疑うかのように
「君はどこへ向かいたいんだい?」
少年は問う
だけど僕らは答えられない
少年とは違い
答えを導き出していない
寝ぼけた鋭い眼差しに
僕らはただ黙り込む
その少年の脳裏が蠢き
こちらにも奴の真意が見えてくる
少年にはエンディングが
見えてるのかもしれない
厄介でつかみきれなくて
扱いにくい存在
「愛とは何?」と
甘えた顔で問うてくる少年
僕らはそんな小さな存在にも
戸惑い
揺るぐ
焦れる
苛立つ
「どうして前に進まないの?」
そんな簡単なことを
いとも簡単そうな顔して
問うてくる少年
まるで自らが答えだというように
冷たく微笑
そんな自分の幼い分身
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