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カラフル
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作詞 奏汰 |
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僕という存在価値を映すための
人の形をしたスライド
他の誰かにはできるだけ大きく
見せるものだと思っている
自分より大きなものを見ると
自分の存在価値を消してしまいたくなるんだ
だけどその方法が分からなくて
僕はまた一つ諦めを知るんだ
涙も流れなくて 1人ふさぎ込んでた
未来を考えるのが怖くて
過去の栄光だけを思い返した
そして過去の喜びに浸り
また明日 偽りの僕のスライドを映す
暗闇の中だからこそ 光が見つけられるなら
いっそ闇の中で生きて行きたい
現実はとても鮮やかで 僕はそこに埋もれ生きている
「僕はこの世界の色の一つだから」
そんな理由じゃまともに生きていけない
正しさという決まりや人の心に道を決められ
道を踏み外すこともなく
歩いてきた人の長い道のりと
自分の心で道を決め 時には道を踏み外しながら
それでも自分を信じ前を向き続けた人の一歩
きっと輝いてるのは誰かの一歩だろう
僕はそんな人に憧れた
憧れるのがかっこ悪いとも思ったけれど
自分を信じることを恐れない人に
僕もなりたかった
『特別』になりたいと願い 人と違う道を進みたいと願い
けれどいつしか誰かの後ろを歩いてる僕がいた
現実はとても鮮やかで 僕はそこに埋もれ生きている
人は皆 本当の生きる理由など探していない
探しているのは 幸せだけなんだ
人の存在価値は1度きれいに形作っても
時の速さに流されながら 少しずつ削られていく
だから僕は未来を求めるのが怖くなった
でもそんな弱い自分を強く否定する自分もいるんだ
諦めるほんの少し前に
僕の『大きな弱い心』と戦う『小さな強い心』がいるんだ
すぐに負けてしまうけど
僕は嬉しくなるんだ
僕の心が変わり始めていることに
少しずつ本当の生きる理由がわかったような気がして
慣れない手つきで僕は自分に色を塗った
現実はとても鮮やかで 僕はそこに埋もれ生きている
自分でも知らなかった根の大きさを
僕は歩き出したその時初めて知った
僕という存在価値を映すための
僕の形をしたスライド
大きくなくてもいいんだと思う
自分の色を見せればいいんだと思う
それでいいんだと思う
それでいいんだ
いいんだよ
「僕はこの世界に一つしかない色なんだから」
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