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ずっと手を伸ばす
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作詞 泡沫夢幻 |
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いつからだろう
二人歩く道が別れたのは
ずっと二人一緒だった
いつでも隣に君が居た
いつも二人で笑っていた
これからもそんな日が続くと思っていた
ずっと ずっと ずっと
気づいた時には、もう
僕らの道は別れていた
後ろを振り返ってみた
一人分の足跡
いつものように隣を見ると
君の姿があった
いつもよりずっと離れた
手の届かない場所に
必死に手を伸ばした
伸ばした手の長さだけ近づいた僕らの距離
必死に伸ばし続けるのに
君に届かない
思えば僕らはずっと寄り添いあっていたのかもしれない
とても一人じゃ生きられない、弱い僕らは
お互いに支えあっていたのかもしれない
「『人』って字は人と人が支えあってできているんだよ」
ずっと昔に誰かが言っていた
あのころは気にも留めなかった言葉が
今になって解る
だってほら
そばで支えてくれていた君がいなくなっただけで
僕はまっすぐに立てなくなった
君もそうだろ
ほら、足元がふらついている
ずっと支えあっていた僕らは立ち方さえも忘れてしまったのかな
こんなにも僕らはお互いを必要としているのに
どうして僕らの道は分かれたのだろう
こんなにもこんなにもお互いを求め続けるのに
どうして僕の手は君に届かない
届かない距離
そんなこと解っていても
僕たちは手を伸ばし続ける
もう君なしじゃ生きられないから
僕は、僕らは、自分の半身を求めて手を伸ばす
いつかまた支えあえることを信じて
ずっと ずっと ずっと
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