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蛍火
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作詞 雨風 |
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蛍火の中で君は透けて空に消えていく
白く煙を吐きながらどこまでもどこまでも赤く赤く染まっていく
その中で君の小さな『ぬくもり』を守るため
僕は血で赤くなってしまった町を進み続ける
でも、神はとても残酷で小さな生きる意味も奪い去っていくのか
夕日から月夜に変わっていく中で
あの時僕の傍に在った『ぬくもり』は
一つ一つ手のひらから零れていく
そして・・・
蛍火の中で君は透けて空に消えていく
赤から灰に変わっていきながらどこまでもどこまでも無に無に消えていく
その中で君との小さな『幸せ』を失わないために
僕は炎で無になってしまった故郷を走り続ける
でも、神はとても残酷で小さな光の世界も壊していくのか
朝日から月夜に移りゆく中で
あの時僕の側らに在る筈の『幸せ』は
一つ一つが両手から消えていく
そして・・・
蛍火の中で君は透けて空に溶けていく
君との大切な『想い出』は
いつまでも淡く灯りを燈し続ける蛍とともに消えていく
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