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君へ、さよならのうた
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作詞 チィ |
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ありがとうなんて言葉が陳腐に感じるほど
僕は君を愛していました
君と出会った頃の僕は
まだ小さな小さなひな鳥でした
僕は初めとても臆病で
君という存在に甘え過ぎていたようです
誰にも平等に訪れるべき旅立ちのとき
僕は温かい羽を毟り取る覚悟を決めました
本当は目の前に壁なんかなくて
本当は鎖になんか縛られていなくて
走って、走って、初めて風に乗った僕は
初めて自由の意味を知りました
上手に君を愛せない僕は
そう、酷く酷くずるい奴でした
僕はずっと泣き虫なのを
知られたくなくて嘘の笑顔を覚えました
誰しもの目の前に佇む大きな夢への壁の前で
僕は高く高く跳躍するための助走を始めています
本当の壁は初めから自分自身で
本当の鎖は泣き虫な僕の涙で
這って、這って、やっと美しい空を見つけた僕は
きっと、輝くことが出来るでしょう
もう何もかも手遅れなのでしょうが
ただひとつ君に言わなければならないこと
それはとてもヒトの言葉では表しきれない
でも恐らくは
「愛しています」と、キスとともに贈るべき
僕の精一杯の陳腐な「ありがとう。」
それが一番近いかと、思うのです
本当の壁は初めから自分自身で
本当の鎖は泣き虫な僕の涙で
這って、這って、やっと美しい空を見つけた僕は
きっと、輝くことが出来るでしょう
本当は目の前に壁なんかなくて
本当は鎖になんか縛られていなくて
走って、走って、初めて風に乗った僕は
初めて自由の自由さに涙するでしょう
僕のからだじゅうの愛、届かせて
君へ、さよならのうた
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