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虹石
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作詞 MSHB |
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心が取り残された 林の土の下
涙が木の葉の上に 何滴も浮かんで
「誰の涙だろう?」子どもは不思議そうに
「空だけは曇るな…」老人は杖ついて
女王様は 絶望の粒子を
鏡使って 眺めていた
帝の瞳 漆黒の海底
扉の外を 映していた
虹色の石があれば
その重さを支えられたのに
虹色の石が…。
空蝉の悲しい音 林を歩く様
一つの歌の葉の音 時が立ち止まって
「誰の啼き声なの?」子どもは耳を澄まし
「木の夢に溶かして」老人は空見つめ
王子様は 暗黒の水晶
水をかけつつ 覗いていた
虹色の石があれば
その色味を変えて行けたのに
虹色の石が…。
水に垂らした 石の欠片を
夢に溶かした 色の粒子を
映る 流れた星の煌き
弾く 悲しい音を追いかけ
虹色の石があれば
その重さを支えられたのに
虹色の石があれば
その涙を受け止められたのに
虹色の石が、虹色の石が…。
ABCSABC'SDS'
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