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幻影
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作詞 桐生 千咲 |
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ひぐらしが鳴く夕暮れに 俯く僕の背後から
ゆっくりと夜が忍び寄る
憂鬱が晴れ水溜り 綺麗な君を歪ませた
足元で泥が飛びはぜる
暗闇の残像 この眼に焼き付けて
恐怖で飾る君の優しい笑顔
僕が溶かしてあげるよ
今も昔も変わらずにある未来
涙で滲むまぼろし
静まり返る嵐の夜(よ) 蠢く僕の影さえも
明くる日の朝を待ち侘びる
乾いた大地ひび割れた 砂塵が君を包みこむ
降り注ぐ熱が貫いた
一瞬の残光 この眼に焼き付けて
ともしび消して何も見えなくしよう
君は何処にいるだろう
数多の星をすべて君にあげるよ
瞳に映る蜃気楼
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