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旅人
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作詞 空色kinoko |
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この瞬間に辿り着くまで どれ位の時間が過ぎたのだろう
君の声が届く時までに どれ位の光を捨てたのだろう
何かを探す為に 気の遠くなる様な時をずっと一人で待ち続けた
何かを掴む為に 変わりながら途切れながらずっと時は流れていた
今僕の上にある空と 支えてる地面の間で
どれだけの痛みがあって 涙があって それを拭う手があって
いつか僕の眼に映るモノや 耳にする音や誰かの声
何処まで僕は大事だと 忘れないまま 生きて往けるだろう
持ち切れない程の希望で 世界は溢れていると信じたい
僕の声が届く前にもう どれ位の笑顔が壊れたのだろう
誰かに出逢う為に 霞んだその先に向かって一人歩き続けた
誰かに届く為に 曲がりながら崩れながらずっと道は続いていた
ただ僕の過ぎてきた道の 過ぎてきた痕に僕は
どれだけ僕の足跡を 僕の意味を 残してこれたのだろう
何時か君を傷つけるモノや 壊してしまう沢山のモノ
幾つか既に浸みこんでも 失くさないまま 生きて往けたら善い
あるモノ全てが何かの 光に繋がるのだと信じてる
此処に僕が存在する事も 君が今笑えるのも 独りじゃないから
全てを感謝すべきだというなら 我儘な僕の
最後位は神様に委ねても良いよ
ねえ今僕を包んでる空と 眼の前の海の蒼は
どれだけの距離を保って どれ程の時を 言葉無しに流れてきたのだろう
歩き出せば二度と会えないと 理解する為に僕はまだ歩く
その眼に映る色が影を 落とさない様 一度だけ祈るよ
閉じるまで終わらないこの 僕だけが知っている物語
道を辿れば 何時か誰かに追いつくだろうか
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