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Distance
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作詞 空色kinoko |
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時計が何周か廻っただけの時間の中で
あたしが求めたものはあなたとは違うものだった
物語一つ作る暇もない位儚く
誰かの求めた夢とあたしとはかくも遠いものだった
いつか伝えたら 世界には虹がもう一つ増えると信じていたのに
理由もなく呑み込んできた言葉が 待ち切れず期待に浸されて
あたしの唇の先ではじけた
痛みもなく流れるだけの言葉で 当然の様に糸は切れて
あたしの左手の行方隠した
ほんの三つの音でこんなにも 世界は色を失くした
昨日が何回か過ぎただけのこの町の中で
あたしが探したものはあなたとは違う遠い夢だった
「好き」と「ごめん」と 幾つも紛れてる意味があたしの瞼を刺した
今までの距離とこれからの距離の どっちも失いたくないなんて
あたしはなんて子供なんだろう
あなたもそう同じのはずよだって 突き放す事もしないで
世界を憎む理由を奪った
何度出逢っただけでこんなにも 誰かを好きになれるの
ずっと 好きだった 好きになると思っていた
そして やっぱり あなたを好きになったんだよ
好きでいてはいけない理由がないのだとしたら あたしは
ずっとあなたを好きでいてもいいのかな
大丈夫よ あたしは ちゃんと 歩いて行く
想っていた時間の重さはいつも 笑って生きていく力だった
今でもきっとそれは同じよ
ごめんねもう困らせたりしないから ちゃんと幸せに満ちていて
世界は元通りでまだ廻る
明日出逢ったときはちゃんと 新しい距離に居るから
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