|
|
|
うしろすがた
|
作詞 空色kinoko |
|
思ったより 雨は冷たかった
痺れ始めた手が 傘を支えられなくなった
探したより ずっと愛しかった
僕は何て言った? 涙止める事も忘れた
今までのどんな雨よりも
この雨がきっと一番かなしい
君を好きだよ、ってことを 伝えなきゃいけないなんて
本当はそんなことなかった ただ期待していた
この糸のもう片方は 君が握っているはずなんて
勝手にずっと信じていた 今もまだ期待する
振り向いて駆け寄る君の声
想ったより 意味は儚かった
消えて浸みこむ黒 僕は歩きだすことにした
今までのどんな恋よりも
この恋がきっと一番切ない
いつだって特別だった 掠れて声にならなくて
何センチかの距離で笑ってた 髪が触れていた
あの時に巻き戻ったら 僕はちゃんと話せるのかな?
それでもずっと気づいてた 言えばこうなる事ぐらい
だって悪いのは、僕だから
「気付かないうちに」そうじゃない 初めて視る気がする
君の傘 オレンジ色 模様の無い不透明の
平たくて重い 頭の上 曇り空
君のうしろすがた
|
|
|