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防波堤
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作詞 空色kinoko |
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もう何もかも嫌だよ、と 水平線に君の声
切なさに負けたあたしは 眼も視ないで流した風 響く
ねえ君は何故生きるの、と 頬に落ちて呟く声
優しさに触れた時間が 溶けながら色を失くして 傷に響いた
「世界には一体何人の人がいて、なのに
本当に幸せな人なんていないんだ、きっと」
傷つけることに傷ついて 君は
伸びた指も取らないで 走りだした
一瞬の弱さその重さ 朝は
昨日と同じ夜の後 また出会った
誰もが失くすまで気づけないもの
またここに戻ってきたら 許して欲しくはないけど
涙さえ拭えなかった いつもみたいに君は空 見上げて消えた
「世界には溢れて返るほど全部ある、だから
本当は見つけだすことの方が難しいよ、きっと」
傷つける事に傷ついて 君は
白い空に足を懸け 飛びだしたんだ
大切な時計落ちる砂 いつか
昨日より遠い所で 前を向いて
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