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さよならごっこ
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作詞 空色kinoko |
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きっと出会いたくて 出会った訳じゃない
指を絡ませあって 延ばす黒い影を
浸す橙の色よ
ずっとは傍にいられない
幼な振って 指切った
半分半分で居られた時間は
何も視えなくても 生きていられたの
出逢いも痛がったふたりの未来が
影に満ちる事を 知らない振りしていた
きっと別れたくて 渡した訳じゃない
星に寄り掛かっては襲う暗い闇に
拗ねた「さよなら」を受けた
知ってた ひとつにはなれない
大人振って 背を向けた
半分半分で居られた時間は
そうでなきゃ 生きられないふたりにした
髪の匂い過ぎ去ったけど 今は
分かっているから 振り返ったりはしない
高めの熱 かかる呼吸 触れた髪も
繕う笑顔 涙声と 夢の歌も
ふたりだから 知っていたの 「正しくない」
信じる振り 明日に希望 広い空と
狭い地面に 顔も視ないで 慣れた振りで
さよならごっこ
結局離れられはしないのに ああ
何を楽しんで別れていく素振り
残ったのは涙でもなく 蒼き
幼さが残す いつもどおりの痛み
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