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into the sky
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作詞 空色kinoko |
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頼りない此の腕をどう突き上げたら
不透明な彼の空に触れるのだろう
灰色の此の階段を登って往こう
僕を十人並べた彼の屋上に往こう
唯君が大好きだった
届かないことだって知って居た
最初から
そうだ君に 届く様に跳んだら善い
羽など無い其れが所詮僕だから
此処にあった白い太陽
触れはしない君は結局何処に在るの
裏返ることなど無いのが世界
停まらない此の声に手を伸ばしたら
ちゃんと誰かの涙を拭えるだろうか
唯君を追い掛けて居た
何も彼も溶かしきった触れない君を
最初から
そうか僕は 君に向けて飛んだら善い
金網なんて擦り抜けて往って空を仰ぐ
何処にも無い白い明日
見失った僕は結局届かないで
どんな風に歩いてみても
往き着いたのは何度も同じこの場所で
此処には在る僕の意識
既に空に吸い込まれた 残ったのは
僕の背を押した夏風の尻尾
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