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あなたには…。
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作詞 凪 |
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あなたはいつかこうなることが分かっていたのですね?
だから私の忠告など聞き入れてはくれなかったのですね?
あなたが居ないと駄目 だなんて子供じみた事を言うことなど出来ずに 私の中でいつまでも燻っていた気持ちをあなたはご存知だったのですね?
分かっていながらあなたは旅立ってしまったのですね。
私がどれ程哀しむかなど 考えている暇などなかったのですね?
それでも良かったのです。そんなあなたが私は今も昔もずっと好きなのだから。そんなあなただからいつまでも追ってしまうのです。そんなあなただからこそ私はどれだけ哀しくても泣くことは無かったのです。
共に過ごすことは不可能だと分かっていた。
想いを告げることはあなたを困らせてしまうと分かっていた。
あなたが進む事を邪魔したくなかった。
でもあなたには傍に居てほしかった。
あなたと共に居たかった。
一歩ずつ確実に離れていく距離。
知っていたけれど 分かっていたけれど
さよならなんて言いたくなかった。
私よりも先に逝ってしまうなんて 何処かで私は知っていたと思う。
でも それは私が目を背けていたひとつの真実。
心の何処かでいつかこんな日が来ると分かって…いたのです……。
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