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お前の歌を聴かせて
作詞 松本貴麿
遠く流れる空を観ながら 虚ろな目で話した
誰もいない町のはずれのスタンドで
割れたガラスに 散ったざわめき
突き刺す風は冷たくて 明日の愛ですら
届きそうにないと 下を向いたお前

錆びれた路地を行き交うのは
今日を歩き疲れた者たち
小さな傷でも癒してほしい
壁にもたれ 彼もまた空を見つめた

この声が聴こえるのなら
涙を拭いて笑って欲しい
嘘いつわりの一時でもいいから
全てが変わりゆく路(みち)の間(はざま)で
お前の歌を聴かせて

この背に負うものなど 他愛もない夢だけと判っている
誤魔化しきれない心 それだけが
この言葉を虚しく繋げていたのさ
帰る場所はないから ただこのままに
黄昏に吹かれていたいと言う

この声が聴こえるのなら
涙を拭いてくれないか
怯えを隠した その一時でもいいから
全てが変わりゆく路の間に
お前の歌を聴かせて

全てが変わりゆく路の間で
お前の歌を聴かせて

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル お前の歌を聴かせて
公開日 2008/09/14
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
コメント この一年半で百七十曲以上を自分なりに書いてきたので、その中から一応書いていけるものを選んで載せていきたいと思いました。僕の中にある伝えたいメッセージや、日々の暮らしの中で失くしていく何かにそれでも新しい何かを持って生きていく、そんな想いを込めて作っているつもりですが、この曲は少し前に自分の新しい一歩のために書いた曲です。詞の一つ一つに想いがあると思っています。
松本貴麿さんの情報













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