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視界
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作詞 りす |
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夕日に照らされた一回り小さい影 光遮れない短いまつげ
君が前を向いたとき見計らって 横顔見つめる度思うのです
「君にはどう見えてるのかなぁ」
歩幅は合わせてくれるから 最近 視力の差のほうが切ないの
あたしがここから見てる星も 君には見えてないのだとしたら
「見失わないままでいてほしい」
同じ時刻を隣で歩いているけれど
背伸びしたって 目に入る景色はズレているのだろう
手を伸ばせば 君の熱に混ざって 少し近付けたかもしれない
けどきっと その時は 熱くなって溶けてしまうだろう
交わったらと怖くて 視線の合わせ方すら もうわからない
せめてもと 笑った横顔に向けて 小さく小さく呟く ...すきだよ
手を繋ぎたくない理由 届かないまま 吐息になって漏れた
身体中 想いで詰まって 何も声にならないのです
「誰にも見つかりたくないの」
特別な日ならいらないから 触れ合える距離と
あたしの顔ちゃんと見えるところに いつもいてほしいんだ
どんな時も 想うだけでも良いから つながっていて
恋しくなって 君の声しか聞こえなくなってしまいそうなの
ぎゅってされるのも 甘い言葉も 淡いキスもしたくない
過ぎて行くなんてもったいないんだ 会えるだけで幸せ だから
3階の窓から 1時間目の君を探す瞬間 愛しい
青い空と白線 駆け抜けていく後ろ姿 届かない
こころ 軋む 目を逸らす
伸ばせない手で 追いつけない足で 君を小走りに追いかける
あなたの好きな数式なら 今年中にでも覚えてみせる
電話越しに聞こえた歌 探して聞いたら少しだけ 世界 近づいた?
態度だけで 想い ぜんぶ届いてほしいから笑うことにする ...また明日
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