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香ノ秋又貴方ヲ想ウ
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作詞 咲花 |
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ふとした瞬間に
あなたを思わす香りが
されどそれはすぐに
煙草のにおいに変わるが
こんな人混みを歩くなんて
そんな残酷なことを
この世界の人たちは
強いられているの?
大丈夫眼は濡らさない
頬に伝わる熱さもない
この冷たい街でも
時々あなたを感じさせる
優しい香りがしているの
今あたしが通り過ぎた
この途方もない交差点に
前あなたと歩いてた
あの道など重ねられずに
灰色に澱んだ空には
ため息しか似合わなくて
この世界の人たちはあの
紅の夕陽を知らないの?
大丈夫抑制剤はきっと
目頭の温度も奪うわ
この冷たい街は
過去も未来も忘れさせる
夢ばかり描いて
振り向かず去ってきたけど
あなたがいないで
あたしは独りで
為せることなど何もない
今更気づいた
大丈夫眼は濡らさない
さあもっと感度を上げて
この冷たい街でも
時々あなたを感じさせる
優しい香りがしているの
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