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結
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作詞 咲花 |
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湿った春の風吹き
桜の息遣いが聞こえる
穏やかに描かれた日に
あなたは私を認めた
雪が解け水が流れ
渇いた隙満たされていく
少しためらいがちに
あなたは私を包んだ
大きな右の手が小さな左手を握った
口は閉ざしたまま互いの体温にもたれた
淋しさ嘆いた夜の駅に
悲しく灯っていた蛍光灯も
今日はやけに優しく光る
又逢えるのかもわからなかった
あの頃の不安が嘘みたいに
今日も隣にあなたがいる
沈んだ夕日を憂い
唯独りの帰路を歩く
疲れ果てて堕ちていく
私はあなたを求めた
繋がっていた影がそっと離れて滲んだ
幻みたいな温もり逃がさぬよう握りしめる
過去を捨てきれない私を
その侭で良いと許したときも
目に何ら迷いの色はない
真逆の性に惹かれていった
先を預けて良いと思えた
今日も隣にあなたがいる
重ねた夢を抱きしめていたい
富を捨てても離れたくはない
恐怖さえも消えていくよう
確かな今が壊れぬように
眩しい明日に踏み出せるように
いつも隣に私といて...
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