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大人への時間
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作詞 ゴッキー |
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いつものようにとはいかないな ハンドル握る手がまだ震えている
暁の高速道路は悲しげに君を空港へと案内している
車を降りてドアを閉める手が何度もハンドアのランプを灯す
ぼやけた光を背に君の手をそっと強く握り締めていた
少しの間の時間 離れ離れになるだけ
ずっと待っているから
さっき感じた温度を 涙で冷まさぬように
胸の奥にしまったよ
仕事の波に流されては 半分だけ死んだ気持ちになる
分かつもう半分の気持ちには君のことで埋め尽くされている
車内の隅に君が置いていった香水をシュッと吹きかけてみる
たちまち広がる夢のような時にボソッと一人呟いた
書類の山を減らすより 増えた体重減らすより
貰った靴を磨り減らすよりも
君を待つ時間減らすほうがどんなに辛く苦しく
大切なんだろう
どれだけ強く叫べば 君へと届くのだろう?
きっと無理なんだよ
それなら今の僕には 何ができるというのか?
信じて待てというのか? 会いに行けっていうのか?
どちらも悪い気がする
今の僕にはわからない 時だけが過ぎ去っていく
大人になれと
大人になればいいの?
子供じゃいけないの?
今の僕にはわからない
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