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届かなくとも
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作詞 白闇黒猫 |
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「ねえ、好きな人いるの?」
「うん」
その瞬間って、どう反応すればいいのかな?
まだ、君の好きな人は男の「歌手」だから
なにも心配することはないんだけれど、
やっぱりそんなこと言われたら傷付くよ。
僕は君を卒業した。
友達に戻った。
なにも、考えなくていい。
そう思ったはずなのに…
もういっそ嫌いになれたなら。
拒絶して、僕の耳に声も届かないほど離れてしまえたら
どんなに楽なことだろう?
でも僕にはそれは できない。
できるはずもない。―こんなに人を愛したのは、君が初めてだったから。
僕はこれからも、ずっとずっとこんなことを考えて
生きていくんだろうか?
学校を卒業して、別々の所へ行って、
それでもなお、考え続けるんだろうか?
分からないことだらけだけど、
僕は…きっと君だけを想い続ける。
たとえ、その想いが 届かなくとも。
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