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無償のお花
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作詞 g.flame |
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誰もが手の平上向けて
何かを頂戴って
ひらりひらり
何にも持っていない風に
歩く世の中で
君だけは
ぎゅ、
一本の花を大事そうに握り続けてた
誰も振り向かない街角で
喫茶店の前で
大通りから一本逸れた舗道の上
誰もが何か
得するんじゃないかって
ひらりひらり
手ぶらで通過していく
何も見てないフリで鼻腔は大きく膨らんでた
君だけは
無欲な猫みたい
いつまでもシャン、っと
茎が折れない様
やさしく一本のお花
大事そうに握り続けてた
雨が降っても
風が吹いても
お花は君の手の中
自由そうにのんきに笑ってた
君が居るから安心だ
そう...言ってるかの様
いつしか花びらが散り
’花’が終った跡も
なんだか残骸きれいだね
君が次にどんなお花を
見つけてくるのだろう
君は誰にも手の平見せずに
やっぱり今日も
ぎゅ、
大事な何か
知ってるんだろう
たったひとつの儚いものさ
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