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すべてを愛してくれなくても
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作詞 唄音 |
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見た夢は 少し覚えてる
真っ暗な闇に静寂で
それが晴れて 光が来た
その光みたいなものが
何よりも嫌いだった
吐き気がするほどの嘘と
気持ち悪いくらいの偽り
そんなものが光だと言うから
そこから抜け出したくなった
暗闇でも良かった
すべてを愛してくれなくて良かった
ただ そばにいて欲しかった
手をつないで 抱きしめて
優しく唄って欲しかった
苦しみをすべて持ってくれなくて良かった
その重さも 分け合いたかった
光のようなものに
すべてが寂しい顔で沈む
はずせない仮面をつけられて
この消せない事実を
夢だと言って欲しかった
夢と一緒に 消して欲しかった
見た夢は 苦しかった
明るい日差しに 光
すべてが 作り物のようで
本当なんて 何もなくて
目眩がするほどの愛情と
死にそうなくらいの偽善
そんなものが愛だと言うから
何もいらないと思った
悲しみでも良かった
全部なんていらなかった
ただ 笑い合って 怒って
隣を歩きながら
一緒に唄って欲しかった
光のようなものなんていらない
悲しみと寂しさの中で眠りたい
光のようなものを閉じ込めたあの日から
独りになったけど
あの世界で生きるより
涙が出るほどに倖せだった
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