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君を……
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作詞 月祈乃 |
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みんなに会うたびに「おはよう」って言って
でも君には会っても言わなくて
私の中でのささやかな攻撃だったんだよ
それなのに、君は気にしてない顔して、私の横を通り過ぎて行く
そんな顔にムカつく反面、どうも出来ない私に腹が立ったんだっけ
そういえば、私が憧れの先輩に話しかけた事があったよね??
その時近くに君がいた。
先輩と話したときに顔を真っ赤にしながら話した私を、君はやっぱり茶化したね。
*何かあれば夜に外に出て、君の顔を星に浮かべて
思いっきりだけど小声で星に向かって「大っ嫌いだー……」
って目に涙をたくさん浮かべて囁いた。
いつだったか、友達が君と喧嘩して
「あいつの事なんて、もう嫌いだ」
って言ってた事があったんだ。
ちょっとだけ胸の奥がモヤモヤしてて、だから
「あいつへの文句、私も言いたい!だから、あいつのアドレス教えて?」
「初めまして、じゃないね。友達にアドレス聞いたよ」
堅苦しいかなって思った。
でも、返事は意外と早かったのを覚えてる。
「登録したよ、これからよろしくなっ!!早速話そうぜ〜??」
*それからたくさんメールして、内容見ながら笑った。
好きな食べ物とか聞いて 文句なんか忘れて
少し君を好きになれた気がするな……
それから2年は経っていた。
君の事好きなんだって気付いたのは
いつからだろうこの気持ち
最初の私たちなら考えられなかったね
*メールで告白した私は精一杯の気持ちを込めた
返事が来るのを ジッと待っていたよ そして…
「知っていたよ。ありがとう。返答は少し待ってな。」
ごめんね、学校で会った時も笑ってくれてありがとう……。
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