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傷跡
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作詞 真山 |
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唇 乾いてひび割れて
黒く 赤い血が流れる
鼻にかかる 鉄の匂い
口に広がっていくよ
痛みよりも カサブタが
できた唇を嫌い
傷跡を 舐め続ける
血が止まらなくなってもね
傷から溢れる 血の量は
微々たるものかも知れないよ
だけどそれは問題じゃない
傷ができるのが辛いんだ
どうしてこんな風に 痛むんだろ?
たいした傷跡じゃないよと わかっているけど
痛いんだ
こんなに痛い傷も 人が見れば
たいした傷跡じゃないよ と言われてしまうけど
痛いんだ
とても小さな傷
すごく痛い 唇にできた傷跡は
黒いカサブタに覆われた
だけど治ってない
傷が痛く 喋れなくなりそうなくらいだ
でもね傷跡に触れずに
時間で直すのは 無理な事だ
意味が無くても 治す努力とかしてみようと思うよ
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