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作詞 you |
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きっと明日が見えたんだろ?
埃まみれになる訳が
弱音しか吐かなかったお前が
今じゃいっぱし気取りでさ
きっとそこにあったんだろ?
腕のタトゥーを隠す訳が
唾を吐いて生きてたお前が
優しい顔して笑ってる
路地で独りひねくれて
そんなお前を笑ってみても
ただ虚しくなるばかりで
不安がしつこく付きまとう
帰る場所なんてどこにもないのさ
夢や未来なんかある訳も無く
教えて欲しい場所があるなら
濁るだけの日々から抜け出せるなら
この街から逃げ出した
最終の夜汽車に飛び乗って
線路の向こうに求める物が
不確かな何かが或る気がして
汚れたシーツに包まって
隙間から星を見つけた
乾いたパンと水を流して
強く光る星を見つめた
帰る場所なんてどこにもないのさ
夢や未来なんかある訳も無く
教えて欲しい場所があるなら
濁るだけの日々から抜け出せるなら
時間を忘れて揺られてた
そっと目を閉じて
空が紫に染まり出して
体が震え出して
何も無かった筈なのに
浮かぶのはあの街の路地
胸を強く握り締めて
涙を拭った
帰る場所なんてどこにもないのさ
夢や未来なんかある訳も無く
教えて欲しい場所があるなら
濁るだけの日々から抜け出せるなら
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