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朽ちし存在、夕空に消ゆ
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作詞 熙流華 |
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錆びてゆく心 涙は冷たく流れ
写し絵に呑まれて目を閉じた
薄れる自分に 感情さえ灯らない
縁亡き時はただ過ぎて
眠る身体で
記憶の中
導かれて闇に彷徨う
哭いた。雨の中、貴方を想いながら
生きる意味も全て この地に融けて消える
安らかなままで 夕日に包まれて
遥かな空の中へと この身を消して逝けるでしょう
悲しみの雨は 霧となりやがて晴れ
陽が映えて 私を照らしていた
大切な人も失ってしまって
過ぎる日々は ただ無気力に
夢の幻
貴方が映る
今はずっとそれに縋りたい
どうして? 問い掛けた 理不尽な神さまに
どうせなら私も 貴方と連れて逝って
燃えてしまいたい 緋色の霄へ
イカロスの蝋の羽根で 貴方のもとへ翔てゆきたい
きっと泣きじゃくっているでしょう私は
初恋に儚く 脆い 心の性
結わえた誓い 貴方との永遠
もう二度と叶わない 恋した心
最期 記すなら 此の想いの旋律
朽ち果てるこの身で 痕を奏でて眠る
何時か貴方へと触れるまで彷徨うわ
私の記憶の奥で 迷宮の中 貴方と消える
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