|
|
|
想詩奏哀-Soshi,Soai-
|
作詞 熙流華 |
|
心の隙間に
貴女の顔が浮かびます。
ゆらり、ぼやけながら。
時代に流され
不幸の日常が嫌で、
陰に身を潜めて
広い世界の
ちっぽけなこの国で君を、
見付けた。君を好きになった。
外見じゃなくて
心の凛(りん)に魅せられ、
独りで君を愛した
叶うのなら貴女の瞳に俺が映るように
想いを風に乗せ、謳(うた)います。
もし願いを一つだけ
叶えてくれるなら
死に際の一瞬でいい
そっと抱き締めてくれ
ただ無惨に散るのなら
枯れる前の心に
美しい花束を
そっと傍に捧げて
雨の日も雪の日も貴女を待ち続けた。
だけど現れないから 待った
もう一度逢えたならこの想いを伝えたい。
だけど貴女は俺のことを知らない
やりきれない哀しみを
癒してくれるなら
貴女の面影を
想い、奏でよう。今
頬を濡らす水滴は
涙かそれとも雨か
解らない。そのままで
きっと傷付かないから
もし願いを一つだけ
叶えてくれるなら
死に際の一瞬でいい
君に逢えるだけでいい
ただ無惨に哭(な)くのなら
枯れる前の心に
美しい花束を
そっと傍に捧げて
|
|
|
本作品の著作権は作詞者に帰属します。
|
|
|
|