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白雪姫
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作詞 銀瞳の雄 |
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あぁ、思い出した
翡翠色の瞳の
あの少女は
貴女だったのか
あぁ、思い出した
焼け付くように熱い
炎の中で
私は見ていた
あの寒い 冬の日
白雪のように
白く冷たく眠った貴女
真昼の太陽とは逆に
銀色の冷たい光りを放つ月
両手の指と指を からめ合わせて
祈り続けた
もう一度・・・
天使の仮面を被った悪魔
知っている
凍えるようなあの眼差し
無邪気な笑顔さえ
掻き消されていく
この哀しみは
嘲笑う悪魔のように
醜い
碧い碧い海の底で
眠っている人魚は
美しいのに
旅人よ
地図を広げていたって迷うだけ
月が放つ銀色の
冷たい光りを十分に浴び
白雪のように
白く冷たく眠った姫を
目覚めさせて・・・
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